ぼうけんのたびにでよう2009 season 2- 2
サブタイトル 気になっていたところを巡れて大満足
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吉野に着いて、まずは駅前を散策。四方を山に囲まれて、まるですり鉢の底にいるよう。
「う~ん、山々の緑がまぶし~い。緑一色だ~、役満だ~(麻雀をされる方は分かるかと)。」
ロープウェイに乗ることに
近くにロープウェイ乗り場があったので、利用してみることにしました。改札口まで行ってみたものの、チケット売り場には誰もいなくて、ロープウェイのゴンドラの中には発車を待つお客さんが乗っていました。
「どうしたものか」
と改札口でまごまごしていたら、
「お客さ~ん、乗られます~!?」
と声がしたので振り向いたら、従業員と思しきおばちゃんが声を掛けてたので、
「はい、乗ります~」
と返事して、料金を支払い乗車券を支払い、ゴンドラに乗り込みました。
発車時刻になると、従業員のおばちゃんがゴンドラの扉を外から閉め、
「ガチャガチャガチャ」
と施錠。
「ジリリリリリリリリ~ン」
とベルが鳴り響き、ゴンドラが動きはじめました。
勾配を順調に登るゴンドラ
…と書きたいのですが、このゴンドラ、昭和41年製のポンコツで、動き出したら
「グワングワン」
前後に揺れる揺れる。それでも、まあ、この勾配を歩いて登るよりマシか…、と思いました。
3分後、無事到着。
金峯山寺蔵王堂
ここからは、何の予備知識もなく、気の向くまま、足の向くままぶらつくことにしました。ロープウェイの駅から、道なりに歩いて行くと(この道が、車のすれ違いが難しいくらい道幅が狭い)、黒門という門をくぐってさらに歩くと、左右に仁王像を鎮座した立派な門があったので入ってみることにしました。
門をくぐって石段を登っていくと、目の前に砂利敷きの境内が見えてきて、振り向くと立派な寺院建築が現れました。木造古建築物として東大寺大仏殿に次ぐ規模を誇る、
「金峯山寺蔵王堂」
です。
まずはお参りを済ませ、改めて境内から蔵王堂を眺め上げてみると…、
デカい…、
とてつもなく、途方もなく、デカい…、
スケールの大きさにドギモを抜かれる思いがしました。
ところでこの蔵王堂、お参りをするために階段を上ると、蔵王堂の四方が高さ2mほどのデッキ状になっているのですが、手摺も欄干も無いので、
「気を付けんと、落ちるんちゃうけ」
と思いながら下を見てみました。
ひととおりの見物を済ませたので、
「いやあ、いい所見学しちゃった、これぞ旅に出る醍醐味だねえ。」
と思って蔵王堂を後にし、今来た道を引き返すことにしました。
古と名物に思いを馳せる
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吉野といえば、まず思い浮かんだのが、室町時代(←これを「足利時代」と書きかけた…)の南朝です。あたりを見渡すと、重畳たる山並みが連なるこの地で、一体、どんな思いで執務をしていたんだろう…、なんて、古に思いを馳せていました。
そしてもう一つ有名なのが、
「桜」
ですね。
下千本、中千本、上千本と開花の時期を少しずつずらしながら咲いて行く桜の時期は、多くの見物客で賑わうとのこと。だからなのか、道路の両側は、土産物屋が軒を連ねております。
でも、今は桜の時期なんぞとっくに過ぎた夏真っ盛り。人影は疎ら。
「こんな閑散としてて、この軒を連ねた土産物屋はやっていけるのかしらん…」
と結構心配してしまいました(でも、やっていけてるからこそ営業しているんだろうな)。
ロープウェイ乗り場に戻る途中、(たぶん金峯山寺の)住職さんが、家々を訪問している光景に逢いました。住職さんと目が合ったら、向こうから
「おはようございます~」
と挨拶を交わしてきたので、
「あ、どもお早うございます」
と返しました。
う~ん、旅真っ只中だねえ…。
再びロープウェイに乗って
そして、再びロープウェイ乗り場に到着。発車までまだ間はある模様。でも、乗り場に近付いたら、事務所の中で高校野球をテレビ観戦していた社員さんが、
「あ、どうぞ乗って待っていてくださ~い。お客さんが集まったら動かしますから~」
と案内してくれました。
ゴンドラの中で待っていると、何人か乗客が集まってきたので、定刻にはまだ早いものの、扉を閉め、施錠し、
「ジリリリリリリリリ~ン」
とベルが鳴り響いてゴンドラは動き、上りと同じように、3分後、無事到着。吉野駅へ移動し、次の電車を待つのでありました。
今日の日記はここまで。次回、吉野からどこへ向かったのか、そして、吉野線の車内で何があったのか…、続く。
(^-^)/
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